
京友会会員の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。平素より同窓会の運営にご支援ご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。私こと、去る6月30日の令和6(2024)年度総会にて再任いただき、二期目の会長を務めることとなりました。改めまして、何とぞ宜しくお願い申し上げます。
京友会の会長を仰せつかってしばらくした頃、湊 長博総長から「京都大学応援大使を委嘱する」との任命書が届き、突然のことで少々驚いたことがありました。また、この11月には大学の広報から大学概要の冊子、「KyotoU Future Commons」の冊子、広報誌「紅萌」第46号を送っていただきました。「KyotoU Future Commons」の冊子では、京都大学の125人の研究者が描いておられる未来像が紹介されています。(次のサイトで見ることができます。https://commons.research.kyoto-u.ac.jp/)
研究者の方々が育む知は、時間と空間を超えて、未来のさらなる知を生み出し、世界が直面する課題の解決策につながっていきます。こうした知の集積を広く共有し、研究がもたらす変革の力を伝えようとしているのがこの冊子です。また、「紅萌」第46号は心理学を特集しており、いずれの冊子にも、もちろん教育学部や関係の先生方が紹介されています。京友会の目的は、「会員相互が親しみを深め、また研究の便宜に資する」です。研究の便宜に資するといっても大きなことはできませんが、冊子を見ていて大学の力の入れられようを感じ、自然と応援せねばという思いになりましたし、京友会としては、さらに熱量を上げなくてはいけないと感じた次第です。
さて、その京友会の活動ですが、コロナ禍の下での経験は、同窓会活動にもデジタル化やICT活用の推進を促しておりますし、一期目に引き続いて、個人情報保護法の同窓会への適用に対応する入会手続きや名簿作成管理事務の整備、同窓会財政基盤の強化など、時代の潮流や社会環境の変化に対応し、同窓会活動をアップデートすることは喫緊の課題です。そういった活動基盤の整備と並行しつつ、「会員相互が親しみを深める」また「研究の便宜に資する」取り組みの充実を図ってまいりたいと考えています。
具体的には、私共京友会が主催する「新入生・編入生歓迎交流会」や総会・講演会・懇親会も対面を主とする形には戻りましたが、ハイブリッド方式をとることで参加の促進を図っています。また、今回の新規会員名簿作成に当たっては、幹事の多大な尽力により、個人情報保護法の適用に適切に対応するとともに、新たな事務処理システムの構築と電子化した名簿の配付が実現し、事務処理の合理化と経費節減を図ることが出来るところまで参っております。
同窓会の財政基盤強化の課題については、その一助となるよう、今回の会報から協賛広告の募集を始めました。時間が限られた中、7件の応募をいただくことが出来、とても嬉しく思います。応じてくださった関係の皆様に、心より御礼申し上げます。誠に有難うございました。「会員相互が親しみを深める」また「研究の便宜に資する」取り組みの充実に必要なのは、何といっても財源の確保ということになります。会員の皆さまにおかれましては、会費の納入、また協賛広告掲載へのご協力について、新しい会報をもご覧いただき、何とぞご協力のほど、切にお願い申し上げます。
会員の皆さまには、今後とも、一層のお力添えをいただきますようお願い申し上げますとともに、皆さまのご健勝、ご活躍をお祈りいたしまして、挨拶とさせていただきます。