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ご挨拶


会長就任の挨拶

京友会会長  津田  仁

 

 コロナ禍は三度目の秋を迎えました。加えて、ロシアのウクライナ侵攻は世界秩序を一変させ、国際社会は混迷を深めています。先行きが見通せず、様々な制約がある中ですが、同窓会員の皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。
 さて、私こと、7月9日の令和4(2022)年度総会において、山﨑高哉前会長の後を引き継ぐ新会長という大役を仰せつかりました。何卒宜しくお願い申し上げます。1979年に当時のCコースを卒業して出身地の大阪府に戻り、その後四十数年の二分の一ずつを、学校現場と教育行政の現場で過ごしました。昨年大学を定年退職し現在は、訪問型の子育て支援を行うNPO法人理事長を務めるとともに、全国展開している専門学校グループの一員に加えていただき、学生の「職業人教育」に携わっています。いわゆる「一条校」以外で、幼児から学生までの育ちと学びに関わるのは初めてで、新鮮な日々を送っています。
 卒業後は大学と疎遠になっていましたが、20年ほど前になるでしょうか、審議会の座長を竹内洋先生にお願いに上がったことを契機に、京都大学にお世話になる機会が増えました。とりわけ、教育学部の先生方には、教育行政に対するご助言、各種教員研修、現場の実践研究のご指導など、多方面で大変お世話になりました。
 その中で私が感銘を受けましたのは、先生方の発信のお力です。今、手元に2冊の書籍「資料に見る京都大学教育学部の70年」と、南部広孝先生編著「検証 日本の教育改革—激動の2010年代を振り返る」があります。これらに目を通しますと、変革の荒波の中で、教育学研究科・教育学部が、わが国の教育研究において、いかに学際的、先端的で、グローバルな展開を目指した改革を進めてこられたかを知ることができます。また、私もその一端に関わらせていただいた教育政策の全体像も俯瞰でき、多くの示唆をいただいています。今ほど社会の各分野、各組織で人を育てることが必要とされるときはなかったと思うほど、「教育」の重要性が高まる  現代社会にあって、社会の要請に即応し、あるいは先駆けて、次代の教育研究を発信し、牽 引する教育学研究科・教育学部の姿を、同窓の皆さまと分かち合えることを大変誇らしく思 います。
 さて、同窓会の目的は、「会員相互が親しみを深め、また研究の便宜に資する」です。私が会長を仰せつかったのは、何かしらの恩返しができる機会を与えていただいたものと有難く思っております。
 本年度からは役員会に東京からも加わっていただきました。同窓会活動の拡がりと深まりを増す契機となればと考えています。同窓会は恩師や旧友との再会はもとより、各界で活躍される方々や留学生も交え、世代や国を越え、時に異業種交流の場となるなど、同窓という共通項から生まれる様々な楽しみ方があります。大学を離れ、これまで機会がなかった皆さまにもぜひ参加していただけると有難く存じます。   
 結びになりますが、会員の皆さまには、今後とも、より一層のお力添えをいただきますようお願い申し上げますとともに、皆さまのご健勝、ご活躍をお祈りいたしまして、挨拶とさせていただきます。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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